散りばめられたインテリアや暮らしのアイデア。”はじめまして”のプロダクトに触れ、日常に埋もれた感覚が目覚めてゆく。
カードキーをかざし、プレミアフロアの14階へ。
エレベーター横には階数分の瀬戸の器が並べられ、各部屋のルームプレートにはそれぞれアノニマスな紋様があしらわれている。
エビフライに石垣、味噌カツ!?取り方はひとそれぞれなのも、間口が広いシンプルデザインの良さだ。
扉を開け、オープンラックに上着を掛けて、荷物履物類を入り口にまとめる。
備え付けのスリッパに履き替えると、意外なそのふんわり感に驚く。手を洗うハンドソープも香り高く、水を拭うタオルも手触りが良い。
生活用品ひとつひとつに、少しのこだわりをプラスすれば、日常生活の意識もちょっとだけ豊かになりそうだ。
部屋のプロダクトが気になり、それぞれ見てみた。
ティッシュケースに電話、電子ケトルはブラックで統一され、特徴的な円形のベーシンミラーが部屋の中央に。
重なる模様はウロコ、所々にムラのようなものがあるのは、照明を付けた時のアクセントだと後でわかった。
光が不均一になることで、この整った部屋に温かい印象を与えてくれる。言わずもがな、これはしゃちほこモチーフだ。
部屋が正方形でレイアウトされているためか、TVとの間をゆったり空けられたソファに横になった。
有松のクッションを背に敷き、目の前に目をやると、4Kテレビの右脇にはGENEVAのスピーカー。
BALMUDAのケトル‥ミニマムデザインの潔さが心地よい。
そこに何を置くか。それは、生活で何を大切にするかに等しい価値観。
我が家の日常にはないスッキリと整ったインテリアだ。
引き出しを開けると部屋にも、オリジナルの珈琲ドリップパックとDilmahの紅茶。ロビーでいただいた珈琲のオリジナルカップが2脚あり、客室内でもゆったりと喫茶を楽しめる。その上にしゃちほこのオブジェが置かれ、客室内にも愛知が息づいている。
初めて知ったGENEVAを試してみたくなり、iPhoneとペアリングして、スイス名器と名高いそれに音を流す。
重低音のうなりというよりも、高音低音全てのバランスが非常に整った印象。
ここでセレクトされている音楽のように、音楽の質感に寄り添う音場表現がなされている。
強烈な個性よりも飽きない凡性。
縄文土器と弥生土器のそれのように明確な線引きがなされたここのセレクトコンセプトを感じさせた。
ベージンミラーの照明をオンオフしたり、広い浴室にアメニティ‥一頻りチェックした後ブーツに履き替え、ランチに下がった。
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