知的好奇心をくすぐるロビー空間。人や物、ホンモノに出逢うよろこびを噛み締めて。
手荷物をフロントに預け、まずはひと息。
しゃちほこマークのWiFiサインに和みながら、壁一面に設けられた棚を見渡すコミューナルロビーのソファに腰掛ける。
手元の有松絞りのクッションを膝に置き、その上に添えた手がじんわりと沈んでゆくのを感じた。
見渡せば、質感を違えた座布が諸所に散らばり、通称”しゃちほこチェア”に横たわるそれは、北欧のテキスタイルを思わせるデザイン。
手触りも文様も、それぞれが他と少し異なっている。
聞けば4、5社の業者からセレクトしたものが並んでいるというが、江戸時代に産声をあげたこの伝統の絞りはその技法だけでも100を超え、ロビーに立ちのぼる円筒の照明も有松というのだから驚きだ。
棚に目をやると、土器のようなオブジェに扇子、「日本」や「伝統」をキーワードにした本が並び、その中のモノクロームには「名古屋城」や「大須商店街」に混じり、「有松の現場」や「焼きものの窯」の写真も顔を出す。
心が少し落ち着いたところで、ウェルカムドリンクを一杯。
仕事の相棒でもある珈琲を頼んだ。
ライターという職業柄、珈琲は「自宅でミル挽きしてドリップ、豆は決まった店のエチオピア」とルーティンを欠かさないほど大切にしているが、ここではそのハンドドリップがフルオートメーションで、豆は世界で5%最上級の「スペシャルティコーヒー」が用いられているという。
ハンドドリップは、豆を蒸らし、中央に湯をゆっくり円を描きながら注ぎ、豆の膨らみを感じながら、じっくり丁寧に湯を注ぐのが基本。
珈琲の味にはドリッパー のコンセプトや知見、感覚がダイレクトに出るという持論がある。
小気味よく動く自動制御のドリップマシン「Poursteady」(なんと元NASAエンジニアが開発)は、北欧に学んだ「TRUNK COFFEE」の淹れ方をプレチューニング。
バリスタ選手権優勝者が採用した美濃焼「ORIGAMI DRIPPER」を通し、オリジナルカップに珈琲が注がれていった。
オリジナルカップはリーデルのワイングラスのように鼻を覆い、シングルオリジンでは豆本来の個性を、ブレンドを作らない「TRUNK COFFEE」が、このホテルのためだけに合わせたブレンドでは味の広がりを感じることができる設計になっているようだ。
「TRUNK COFFEE」が窯元と5年かかって開発した珠玉の器は、珈琲が口に注ぎ込む角度まで計算し尽くされたものだという。
日常生活でまず触れることのない最新鋭技術に、ノウハウをたたき込んだ最高の豆や器が自分をもてなしてくれていると思うと、その味わいの格別。
心が小躍りせずにはいられない。
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手仕事の世界に浸る体験 夏休みの想い出に
約300年の歴史を持つ、岐阜和傘と岐阜提灯。
2つの伝統工芸品の歩みと魅力にふれながら、「提灯」「ぼんぼり」の絵付け体験をお楽しみいただけるワークショップを開催します。
ワークショップ会場のコミューナルロビーでは和傘のディスプレイも実施中です。
まずはイベント詳細をぜひご覧ください。
We are hosting a special one-day lunchtime Japanese cooking class conducted in English! You’ll try your hand at rolling your own sushi, and also have the chance to taste three types of miso soup to explore Aichi Prefecture’s rich fermented-food culture.
「文化の日」に英語によるクッキングレッスンを開催いたします。巻き寿司を作るほか、愛知の発酵食文化にちなみ、3種類のお味噌汁の味比べも。英語を学習中、留学を目指している方にもおすすめの内容です!