ただ寝るのではなく、心地よく眠る。休息と安堵のリラクゼーションがもたらす、納得の快眠ステイ。
今夜は気分を変えて、デラックスプラスフロアへ宿泊。
ブーツを脱ぎ、スリッパに履き替え、BALMUDAケトルのスイッチを下げる。
ドリップパックの豆を蒸らし、入浴前の一服を楽しむ。
ルームウェアとバスタオルを洗面台にセットしたら、いよいよバスタイム。
はられた湯にフランス製THALGOのタブレットを落とすと、ホワイトバスのできあがりだ。
アルガンオイルベースのアメニティでメイクを落とし、顔を洗い終えた後は、タイの高級ナチュラルスパブランドPANPURIで、体や髪の汚れをオフ。
フローラルの華やかな香りが浴室に広がってゆく。
全身が綺麗になったところで浴槽に身を沈めれば、ちょうど良い浮遊感が体を包み込む。
目を閉じて、しばし脱力。
水面を静かに伝うたおやかな香り、肌を撫でる湯気。
滑らかな湯の感触。重力を否定した体。
末端の毛細血管までが深呼吸しているかのように、ここちよい。
アメニティーがもたらすリゾート体験は、ここに来る一つの理由にもなりそうだ。
マットにあがり、バスタオルを体に滑らせる。
柔らかさを失うことなく、タオルは肌が纏った水を少しずつ消してくれる。
濡れた髪にポンポンとタオルを弾ませた後は、FUKUGEN(復元)ドライヤーの出番だ。
「低温」「育成光線」「マイナス電子」の相乗効果で潤いを復元させるとあるが、ブリーチを重ねて傷んだ毛先の手触りが違う。ドライヤーにありがちな頭皮の乾燥とも無縁で、髪の艶でできる天使の輪と滑らかな手触りがチェックアウト1日後にも続いたのはその実力だろうか。
ワッフル地のルームウェアをまとい、リラクゼーションピローに肩まで身を委ねて眠った。
翌朝はアラームが不要なほど目覚めがよく、快眠とはこのことかと妙に納得する自分がいた。
文:Yuki Kuroda
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代表
レストラン直通
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